2016年7月22日金曜日

食による熱中症対策

 今年もまた身の危険を感じる暑い夏がやって来ました。熱中症対策には十分気をつけなければなりませんが、今日は、世間とは一味違う「食による熱中症対策」についてアドバイス致しましょう。
 一般的に熱中症と言えば、こまめに水分と塩分を摂る、危ないと思ったら涼しいところに行き身体を冷やす。立ちくらみや頭痛、しびれを感じたら即病院へ。というところだと思いますが、ここで忘れてはならないのは、そうならないための予防策、自分で出来る「食による熱中症対策」です。
 近年世間では、ごく普通の季節であっても、水分は出来るだけ多く摂ることをすすめられますが、それは、現代人の多くが、日常的に肉食過多、乳製品、油類、砂糖を含んだ菓子類などを大量に摂っていて、慢性的に水分を欲しがるカロリー過多の熱い身体になっていて、そのバランスのために水分をしっかりと摂れと言われているのです。
 もし、このような状態や体質で暑い夏に水分が足りないと、血液濃度が高まり、血流も悪くなって、いよいよ体温が上がり脱水症状になりやすく、それこそ危険な状態になってしまいます。
 これを予防するには、こうしたカロリー過多な食事を極力減らして、体温を上げない、身体に熱がこもらないあっさりした食事を心がけることが大切です。昔から、暑い夏には素麺や冷や奴を食べろと言われるようは、こうした暑い夏の食材は、身体の熱を取り、冷やしてくれる性質を持っているからです。
 旬の夏野菜、生でも食べられるキュウリやトマトや瓜、これらはスープにしても効果があります。また、ナスやジャガイモなども良いでしょう。また、果物やジュースも体温や血圧を下げる効果があります。日頃から乳製品の多い人の場合には、野菜ジュースであったり、体温を下げる効果がある香辛料たっぷりのカレーなどもおすすめです。
 日頃から関心があって実行可能な人は、この暑い季節にこそ、熱中症対策に効果のある穀物菜食やベジタリアンの食事を試してみるのがいいでしょう。熱中症は、同じような環境にあっても、誰もが必ずかかるものではありません。日頃の食習慣と心がけで状態や体質を改善すれば、かなりの予防が出来ることを憶えておくといいでしょう。
 

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